「君の事が好きなんだ」 そう、伝えた時の君の顔ときたら! 驚いたのか、怒ったのか、照れたのか… とにかく色々混ざった顔をしたので、とても悪いとは思ったのだけれど、笑ってしまった。 それがまずかった。 「な、なんだ!!からかっているのか!これだからエルフは…!」 顔を真っ赤にしたのは、怒らせてしまったから。 しまった!と思った時にはもうギムリは回れ右をして、僕から離れて行った。 あああ〜…まずったなあ… 翌日。 またギムリが1人でいる所を捕まえる。 やあ、と声をかけると、とんでもなく嫌そうな顔をしたけれど、まだ逃げようとはしなかった。 「昨日はごめんね?でも、言った事は本当なんだ。君の事が好きだよ」 でも、ギムリはムッツリ顔のまま。 「レゴラスの旦那はドワーフを相当のうつけものだと思ってらっしゃる様だ。残念ながら、ドワーフは同じ手に二度も引っかかる程酷くない」 顔をこちらに向けようともせず、皮肉を投げかけてくる。 昨日、笑ってしまった事が随分と痛手。 顔を見せてくれない事も、ドキドキしながら伝えた告白が嫌がらせだと思われてしまっている事も。 とても、辛い。 グッ、と拳を固めて、気合を入れる。 「ギムリ!」 叫ぶと同時に、ギムリの両肩をシッカリと掴んで自分の顔から逃げられない様に固定した。 驚いた顔。 …あれ? 少し、目の周りが赤く…なっ、て…? 「は、離せ!!」 真っ赤になって必死に暴れるギムリ。 ねえ、ギムリ? もしかして、もしかして!! 溜まらず、そのままギュウと抱きしめた。 腕の中でギムリは大騒ぎ。 うん、うん。 照れてるんだよね。 可愛い、大好きなギムリ。 でも、そんな事を口に出して確認したら、恥ずかしがりやのドワーフは逃げてしまうから。 今はとりあえず。 愛しき君を腕の中に閉じ込めて。 |
久々のレゴギムです。実は連載予定…まあ1話完結みたいなカンジで。全5話予定。忘れる前に書いちゃわないとね!(汗)